君じゃないとダメなんだ

*二人×すれ違い



――キィ…



気が付くと

わたしは
屋上まで走ってた。


授業受けれる状態
なんかじゃないし…。


「悠…」



悠を思うと胸が苦しいよ。


アキラが…
悠に何を吹き込むか

わかんない。


でも


わたしは汚い。


それは事実なんだ。


アキラを愛して
裏切られたんじゃない。


愛してなかったんだ。


いや、言い換えたら

恋を知らなかった。

愛を知らなかった。



あの気持ちは
“好き”じゃないんだ。


確かに救われた。

楽しい時期もあった。



確かに好きだった。

でも






友達として。



それに幼いわたしは
気付いてなかったんだ。

< 154 / 232 >

この作品をシェア

pagetop