君じゃないとダメなんだ


幸せを探そうって

言うたら、また祥子は泣いた。


意外と泣き虫な祥子。


泣いてる涙をいっぱい拭った。



可愛い顔して
涙声で“好き”って言うから

また手ぇ出してもうた。



祥子が好きすぎる…。

余裕なんかないねん…


本間に大好きや。


改めて

付き合って下さい。


って告白した。

心臓バクバクで

顔も熱ぅて本間に恥ずかしかった。



でも、

祥子のが顔を真っ赤にして

小さな声で“ハイ”って言った。


小さい声やったけど

俺にははっきり聞こえてん。


< 220 / 232 >

この作品をシェア

pagetop