君じゃないとダメなんだ



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受信メール1件
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件名:無題
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大地〜(^-^)v
この前はありがと♪
本当に助かったよ。
また泊まらせてね☆


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ゴトッ…


力が抜けて携帯を落とす。


知りたくない現実。
見たくない現実。


目頭が熱くなって

涙が溢れ出す。


「ック…ヒック……何で…」


茜は座り込んで
泣き崩れる。


ガチャ…

「飯、できたよ。」

大ちゃんが
部屋に帰ってきた。


「茜!?
何があった??
どうした??」

慌てて

声をかける大ちゃん。



「…茜に触んないで!!
マジでサイッテー!!」


目に涙をためて言う茜。


大ちゃんの頭には
?が飛び交っていた。

「…なにが…?」


「携帯見たの!
もう知らない!
大ちゃんなんか嫌い!」

それを言った後

家から逃げるように
出ていった。


〜〜〜〜〜〜〜

そして

そのまま家も帰らないで
わたしに連絡した。


大ちゃんからは
大量の電話がきていた。

【いまどこ?】

【意味わかんないんだけど。】

【話したい。】

みたいなメール
もいっぱいきてた。

でも

茜は全部無視している。


衝撃的すぎて

言葉を失うわたし。


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