大陸の冒険 アダナレロと天空の島
行き先を杖でなぞり始め
「天空の島・アダナレロへ行くぞ。」
一番最初に話していたケライが
「いきなりですか?」
「そうだがなぜた。」
古い本を服から取りだし、広げ話し始めた。
「天空の島には入り口がたくさんあります。」
「いいじゃないか。」
「しかし、」
「?…しかし?」
「本当の入り口は一つしか存在しないのです。しかも残りは、記憶があっちに飛ばされてしまうのです。」
「なんだと!それは本当だろうな。」
「伝説にもなっております。」
そしたら==は考え込み考えた結果
「光の塔に言って進むしかない。予定変更だ!今すぐ光の塔に行くぞ!」
「ハッ!」
船は方向をゆっくり変え目的地ヘと向かっていく。


「ねえ。水の島には何があるの?」
「水の島はね小さいからほぼ無人島なの。」
リームさんが言った。
「ほぼ?まだ何人か住んでるの?」
僕は聞いてみた。
「数人ね。この島を守りたいって言う人がいるの。」
「守りたい…か。」
僕は少し昔の記憶が蘇(よみがえ)って来た。


─――小学校二年の時。

正俊が学校から帰ってくる。
「ただいま!」
元気よく足音をたててお母さんの所へ駆け寄っていく。手を洗い、洗った
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