恋愛ごっこ
私のグループは、私と紘翔と伊織。
今話しかけてきた聡也に、他にも何人かいる。
交流会は五日間。
その間は気が抜けない。
そして今は、学園側が所持してる飛行機の中。
「天凪。顔色が良くないけど、大丈夫かい?」
横から紘翔が覗き込んでくる。
「えぇ、大丈夫よ。ありがとう」
もちろん私は笑顔を返す。
それが理想像。
「あらぁ~。相変わらず仲がよろしいんですわね」
「ほんとっす。うわさ通りカワイイっすねぇ、天凪ちゃん」