青春中!

「吉田、行くぞ」


「あ、うん!……じゃあ」



黒島が声をかけるとじゃあと言って二人に頭を下げた。




「ヒュ~、今時礼儀正しい男子もいるんだ」



皐月が珍しそうに言った。




『たしかに…どっかの野球バカとは大違いだわ』



「……それって黒島~?」



『そうだけど、って何ニヤニヤしてんのよーっ!!』




「べっつにー」




そう言いながらも皐月の顔はにやけていた。





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