電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①
廃校になった中学校の体育館のステージに謎の２人がたっている。制服はボロボロで、裾も傷んでいる。
「あなたたちは？」
私は勇気を持って二人の男の子に言った。
「オレ達は、お前たちの予想通り。コンネーを操っている本部みたいな感じさ。」
「じゃあ、何？私たちの行動はすべて見てたっていうわけね。」
智美ちゃんはそう言った。
「そうさ！いずれ、お前たちが今までしてきた事は、無駄になる！」



男はモニターを見て、女２人と男２人の様子をうかがっている。
「あいつらは何をしようとしているんだ？」
男は車の運転席に座りながら、モニターを操作する。
ウィンドウをさらに２つ立ち上げ、四角い箱を透けさせて、隠し取りをしようとする。
すると、電話が鳴り、
「―――見つけたぞ。――隠し道を。」
ノイズが入りながら会話するもう一人の男。
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