忘れたい…… 忘れられない……
【ねえ!
もしかして
今、顔に手あてて
ない?】



『えっ!』

―マスカラが
気になって
触っていたので
ビックリした―



【わかるかな~?
黒いワンボックスがあるでしょ?
中で手ふってるんだけど…】



―あたりを見回し…黒いワンボックスカーを発見!―


『あっ!わかった!』

――ニッコリ笑って運転席から手をふるあなたは、
とても優しい笑顔を私に送ってくれてた――




―それが輝人(のぶひと)
私の運命の人との
出逢いだった―





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