―続―きゅんきゅん同盟



就職活動は大変だと思う。


でも、陸なら……


きっと自分なりに納得のできる仕事を見つけられるんじゃないかと、漠然と感じていた。


それは、私が陸に惚れているからかも知れないけど。



陸は、夢を現実にする力を持っているように見えた。



高校生で、年下だけど、私は学ぶことばかりだった。



私が悩んだり、迷ったり、弱気になった時、陸は真っ直ぐな目で私に言ってくれた。



『俺はまこを信じてるから。だから、まこもまこを信じてあげなきゃ』





自分を信じる。


言葉にすれば簡単なようだけど、なかなかできるものじゃない。




陸は、やっぱり魅力的な男の子だ。



もう男の子なんかじゃないよね。





私は、陸に抱かれながら……


このまま5年後へ飛んでいきたいと思った。



いつか陸を失ってしまうのが怖かった。


5年後の陸なら、すぐに結婚してくれるんじゃないかと。




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