僕の彼女は無関心
★彼女と登校
おはようございます。高橋 葵です。


ただ今綾を待っています。相変わらず時間にとてもルーズです……


葵が心の中でそんなことを考えていたら他の登校中の子に声をかけられた。


「わぁ~葵先輩だぁ久しぶりに見ました!おはようございます。」


それに葵も爽やか笑顔でこたえた。


「おはよう。そのネクタイの色は2年生かな、朝から元気だな。おはよう」


こたえた途端声をかけてきた女の子と連れの子が一緒に騒ぎ始めた。


「キャー!葵先輩に挨拶出来ちゃったぁ~!!」


「ホントカッコイイよねぇ!茶色の髪でさらさら、肌なんてめっちゃ綺麗じゃん!!」


「それじゃあ、先輩失礼します」


二人はワイワイ言いながら離れていった。そして調度その時…


「……二重人格…」


だるそーな声が聞こえた。


「!おはよう、綾。おそいよ!約束の時間過ぎてるよ!それと、僕は二重人格じゃないよ!」


「あぁ、いつも言ってるよね?別々に行けば問題解決するって。」


「それに二重人格でしょ。あたしの前ではそんな子供みたいな話し方なのにさっきのはなに。一人称まで僕から俺になるし…まぁどおでもいいけど」


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