ゴーストな彼
夢...

その日・・・

見た夢はやけにリアルで
あたしは悪夢にうなされる



病院の近くの道端で
男の人に呼び止められ
立ち止まるあたし

男が何を言っているのか
聞き取れないが
あたしはそれに答えている

しばらくすると
男は豹変し
あたしの口を塞ぐと
車の中へ押し込む

車の中には
もう一人 男がいて
力の限り抵抗する
あたしの手足を
2人がかりで押さえつける
叫び声を出さぬよう
口の中にたくさんの
ティッシュを詰め込まれと
頭からすっぽりと
ビニール袋をかぶせられ
首元でグルグルと
ガムテープを巻かれた

やがて息苦しくなり
もがき苦しむと
あたしの頭部に
鈍痛が走った

男達はあたしの頭を
ハンマーで次々と殴る・・・


動かなくなったあたしを
淋しい山中へ連れて行き
車から引きずり出すと
男達はあたしの体に
火をつけ投げ捨てた・・・


そんな光景を
左上の上空から
見ていたあたしは
その悲惨な光景に


「やめてぇ~!」と


大きく叫んだ
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