<季節>サンタクロースの願い事
「ガキ扱いすんなよなっ」



思わず照れた顔を背けながら、彼に話しかける。



「な、シュウジはなんで俺の所に来たの?」



疑問に思っていた事をそっと聞いてみる。



でも、シュウジは何も答えてくれない。



「なっ了。明日は、もっと彼女に話しかけろよ」



シュウジは俺の質問には、答えずなぜか淋しそうな



悲しそうな表情を見せながら俺のタバコを取り上げる。



「これは、中学生が吸っていいもんじゃねぇよ」



シュウジのその表情が



俺の胸を締め付ける。



彼のその表情や言葉が心に引っ掛かっていた。
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