突然の結婚
「この恋は叶わないと思っていたんだ」


「どうして?」


「歳も離れてるし接点も無かったからね」


セツナは少し恥ずかしそうに話している。


そんなセツナを茜は可愛いと思った。


「この結婚もしびれを切らした両親が持ってきたんだ。今まで散々断ってきたからもう逃げきれなくてね。受けたんだ」


今度はしたを向いてぼそぼそ話はじめた。


「でもね、それが嬉しい誤算だったんだ」


すると茜のほうをまた見て嬉しそうに笑って言った。


「結婚相手が茜だったんだ。それを知ってからは結婚の話に意欲的になったから両親もこれを逃しちゃいけないと思ったのかな?あれよあれよというまに話はまとまっていったよ」


「私そんな話聞いてないよ」


茜がそう言うとセツナが少し頬を赤くしながら言った。


「茜には内緒にしてほしいってご両親にはお願いしてたんだ」


「どうして、言ってくれたらもっと早くセツナのこと好きになっていたかもしれないのに」


「恥ずかしかったんだ……いい年した大人がこんなんじゃって」


本当にセツナは恥ずかしそうだ。


嬉しくなった茜は勢いで疑問に思っていたことを聞いてみた。


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