【中編】彼女の嘘
「遼と一緒にいたぞ。」


「確かなのか?」


「あぁ。名前で確信した。遼は、彼方って呼んでたから。」


うんうんと祐也は、頷いていた。


「てか、祐也はどこで会ったわけ?」



美紀は、呆れたように聞いた。


さっきから、質問はしてるが一向に話しが進まない。


「あっ?H駅。」


こいつ、言ってないこと忘れてるし。


てか、H駅か.....



「遼、そこにいんの?」


美紀は、かなり吃驚してるみたいだ。


そこがどうしたんだ?


「あぁ。お前んち行った帰りに会ったんだよ。」


美紀の家のそばなのか?


「遼は、住んでる近くって言ってたぞ。あっ!後さ。携帯も変えたとか言ってたな。」


祐也は、遼と会話をした内容を少しずつ思い出していた。


だから、連絡がどうしてもつかなかったんだ。


けど、解約はしてない。


僅かながらの可能性。


「だからかぁ。番号教えてっていっても、携帯を忘れたとか言ったのは。あの男も協力者なんだな。」



祐也は、一人ですげぇ納得してるし。
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