昼休みに、あなたと。
「お前が突然図書室に来なくなったから、すげぇ心配した。
なんか嫌な思いさせたのかもって、ガラにもなく悩んだし。
…俺もお前のこと好きだよ。」

その言葉を聞いて、せっかく止まった涙がまた出てきた。

「手、だして。」
この1ヶ月聞けなかったいつものセリフ。

こんな時にも甘いもの?って思ったけど、条件反射で思わず手をだした。

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