オンナの園
とみ子が食事を終え、一人で、チャイルくんに愛を告げようか、どうしょうか、迷って、ぼっっとしていると、外に2つの人影を見つけ、その影をおっかけ、電柱もない、暗い草むらに、たどり着いた。


怖いよぉ〜、こんなところで、二人で何してるんだろう?


誰なんだろう…?


暗いよぉ〜。


とみ子がそんな声を小さく呟いていると、はじまったぁ。


『こんな、暗いところに呼び出してごめんよ…』


チャイルくんの声だ…


心臓が、心臓が…バクバク……


こんな暗い遠いところになんで??


とみ子は、高鳴る鼓動を必死に隠し、左胸に手をあて…


『チャイルく…ん…』


そう、小さな声で呼んだ瞬間…


『あやか様、あなたの、あなたの、シモベになりたく、今日は、僕から、こんなところに呼び出し…』


『ぎやぁ〜えっ、なんで?チャイルく………』


とみ子のケタタマシイ声が、静かな森に響きまくったのは、間違いない!!



そうだったのねぇ〜


すっかり、仁くんの事で、あやかたちの事、忘れていた。


とみ子の初めての恋は、あっけなく、終わりをむかえる事となった。

と、共にあやかは、女王様に昇格した。
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