こっちむいて伏見!
アタシは一言も言い返せない。
そのまま黙り込んでいると弟が調子に乗って言ってくる。
「ほんまや!
姉ちゃんって男みたいや!」
「う…うるさいっ!」
アタシは怒鳴り返しながら弟に向かって手を上げる。
「コラッ!」
お母さんがアタシを阻止する。
アタシはため息とともに上げた手を下ろす。
そしてまたもとの席について気分転換にテーブルの上に置いていた雑誌を眺めはじめる。
数分後、
ピピピピ…。
電子音が聞こえる。
どうやら焼きあがったみたいだ。