復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「それいいかも。みんなも一緒にしてくれる?」

愛華が手を合わせて、奈々子たちの顔を順に見る。

「もちろん、いいよ」とさえと千尋がうなずく。

「みんなでやるに決まってるじゃん。ねー、谷ちゃん」

理奈が言ってきたので、「わ、わたしも?」と奈々子は自分を指さした。

「お願い、谷ちゃん。あたしら友達でしょ?」

愛華が、少し高めの声で言う。

――友達。その言葉を出されると、イヤとは言えず、「するよ」と奈々子は了承してしまった。

「みんな、ありがと~」と愛華は上機嫌になり、弁当をぱくぱく食べ始めた。

ふと隣の亜美を見ると、肩を小さく震わせながら、うつむいていた。

「亜美ちゃん、どうしたの?」

心配になり、奈々子はきいた。

「あ、いやなんでもないよ」

亜美は慌てたように手をふり、パンをほおばった。
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