復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
――うつむいたマリがぽつんと立っていた。肩にかけた通学カバンを両手でぎゅっと握りしめている。

奈々子たちの足音に気づき、顔をあげたマリが、はっとした。

「なんで、愛華たちが……」

すると、亜美がずいっと前に出た。

「気安く愛華の名前呼ばないでくれる? 裏切り者のくせに」

「そうよ、そうよ! 馴れ馴れしい」

理奈が背後から、甲高い声で加勢する。

腕を組んだ愛華が、雑草をふみながら、マリに近づく。

「あんた、昨日零からメールきたでしょ。 あれ、あたしが送ったの」
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