白いジャージ2 ~先生と青い空~


「盛り上がってますか?お酒はまだありますか?」


食堂から顔を出したおじいさんは、もう眠そうな顔をしていた。


酔っ払った尾崎さんが叫ぶ。


「じいじ!何か歌ってくださいよ~!」


その声に、みんなも拍手をして、盛り上がる。



お酒を飲んでいないのに、私まで飲んでいる気分になっていた。



この島の雰囲気と人の温かさに酔っているのかな。




「では、踊りましょうか。この中で新婚さんいますか?」



ぐるりと見渡したおじいさんの視線が、私と先生の所で止まる。



と、同時にみんなの視線も私達へ向いた。




一番遠いテーブルの端に腰掛けた雅子さんと目が合った。






「いや~!まだ結婚してないんですよ。僕ら。」



「新婚さんかと思ったねぇ・・・まぁ、そのうち新婚さんになるんでしょう。」



おじいさんの言葉に、3人組が賛同する。



「おめでと~!!直ちゃん!」




ツバルの少年も、先生を見上げて両手を高く上げて手を叩いた。



「じゃあ、そこのお2人さん、お立ちなさい。」




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