白いジャージ2 ~先生と青い空~



「……んん……」


先生?


海岸を走る幼い子供の無邪気な笑い声に、眠っていた先生が少し動く。


一瞬だけ目を薄っすらと開けて、何か呟いて、またすぐに夢の世界へ…





どんな夢を見てるの?



あなたは、今

幸せですか?




私を信じきっているかのように体を預けてくれる。

寝顔も最高にかっこいい。

直射日光を遮る為に先生の顔に帽子を乗せた。



腕を組みながら眠る先生。

眠っていても、筋肉はピンと張っていて、力強い。


きっと、今猛獣が襲ってきたとしても、先生はすぐに立ち上がり戦うことができるような気がする。


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