俺様のカゴの中
ガシャガシャうるせぇクラブのフロアを抜け、カウンターで酒を作った。



「雷さんがバーテン!?超めずらし~!!」

「自分のためだからやらねぇよ」

「あたしの分も作って!?」

「何飲みてぇ?」

「ジンバック!!」



気分がいいのは留宇と話したからか、大介さんが死なないとわかったからか…。



客に酒を作るなんて珍しいことをしてから自分のオフィスに入った。



「はぁ!?」

「なにその反応」

「いや、なんでアスカが…」

「虎宇のお使いじゃなきゃわざわざ雷さんに会いに来ないし!!」

「虎宇の?」

「日取り決まったよ、留宇とのお見合い」

「そうか」

「それ飲ませてくれたら教えてあげる…」

「飲めるもんなら飲めよ」



テーブルに置いた作ってきた酒。



分量は俺好み。



「辛っ!!なんじゃこりゃ…」

「それで、日取りは?」



アスカから酒を取り上げて一口飲んだ。



痺れるくらいあちぃ。



「明後日の土曜、昼の2時に料亭」

「ははっ!!さすが虎宇。仕事早いな」



明後日とは好都合。



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