俺様のカゴの中
雷さんがそう思ってくれてるのはいいことだよね?



正直嬉しいと思うし…。



でも勇気ないし…。



雷さん、絶対大人の女性と付き合ってただろうから自信ないし…。



「雷さんって経験豊富なの…?」

「お前よりかな」

「前にお付き合いしてた人は…どんな人…?」

「過去にまで嫉妬すんのとか、本気でうぜぇから。そういう話はすんな」



怒られた…。



でも確かに聞いたら尋常じゃないくらい妬くと思う…。



雷さんが言ってることはいつも正しく思えちゃうな…。



コーヒーを持ってって、テーブルに置いたらまた捕まった。



「俺は浮気なんかしねぇし、好きになったらソイツしか見ねぇ」

「うん…」

「自分に自信ねぇとか思ってんのか?」

「そりゃあ思うよ…」

「だったらお前を好きな俺はなんなんだ?」



あっ、キュンとした…。



雷さんのこういうとこが好き…。



「自信持て。おっぱいねぇだけだろ」

「一言余計だよ!!」

「あっ、わりぃ」



意地悪!!



< 243 / 620 >

この作品をシェア

pagetop