俺様のカゴの中
だけど寝てしまったらもったいないので起きていたい。



コンコンッとノックの音が聞こえてバッとベッドから飛び降りた。



「はい!?」

「お見舞い~!!」

「駿さん!!淳平さん!!」

「死にかけたって?さすが雷、頑丈だね」



駿さんと淳平さんがお見舞いに来てくれた。



お花を花瓶にかざり、飲み物を買ってきて。



楽しそうに話してる雷さんにホッとする。



「帰るなら留宇も乗せてってやってくんねぇか?」

「いいよ。雷んちから結構距離あるし」

「すまん」

「じゃあもう来ないから早く退院しろよ~」



こうして今日は雷さんとの時間も終了…。



初めて乗った駿さんの高級車にビックリした。



顔に似合わずすごく…怖い運転で…。



「留宇、メシ食ってく?ひとりで食っても味気ないっしょ」

「ご迷惑じゃなければ」

「じゃあファミレス~」



駿さんと淳平さんとファミレスへやってきた。



雷さんにメール入れておこうと思ったけど、食べられない雷さんにファミレスは酷だろうからやめた…。


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