【愛祐実×詩音】旦那様とあたしの秘密の夜♪
お決まりの×××


「よし、帰るぞ!!朝までエンドレスだからな」


意識朦朧としているあたしをグイグイ引っ張りながら、社長は確実にホテルのエントランスに向かっていた。


あっ……
はなちゃん…たち親子に挨拶…してない。



いつの間にか
あたしは社長にお姫様抱っこされて……車の後部座席で社長のお膝に座らされていた。


「……えっ?」


「やっとお目覚めか?」


すぐ目の前に社長の顔。

あたしはすぐにこの状況がのみこめなくて、記憶を辿る。


そして…「あっ──!」



──思い出した。


社長が子供作るって
……拉致されたんだ、あたし。


社長の顔を見上げると、バチッと視線が重なった。


そして社長はニヤリと笑う。これは……ヤラしいことを考えてる時の目だ。


ゾクゾクと背中に悪寒が走る。


「あの、社長?パーティーに戻りません?」



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