*SWEET LESSON*



「ふーん…。その”お呼ばれ”した所には素敵な男性は居たのかな?」


「…居るわけないでしょ。先生方はみんな中年以上だし、生徒だって登校してなかったんだから」



「どうかな?中年でも素敵な男性は居るだろ?

俺だって年を取れば取るほど色気が出てくるんだからな」


…何ソレ。自分がそんなに好きなのか?


けれど、否定できる部分が見つからなかったのでスルーしておいた。



だって、本当に色気がすごくて。


すれ違う人はみんな大和を見てるくらい。


こんな人があたしの彼氏でいいのか、と最近悩むほどに素敵な男に成長した。



超平凡なあたしには もったいないよ…。




「あー。腹減った。


ニャックドバーガー寄ってこーよ。奢ってやるからさ」



マイナス思考になっているあたしに気付いたのか


彼は明るい声で誘ってくる。



感受性が強いのか ただ単にお腹がすいただけなのか



鈍感なあたしには解りかねるんだけれど。




「うん。行こう」




取り合えず、その優しさにすがってみる事にしたのだった。









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