You love...
お互いに指輪をはめ合った。



まるで永遠の誓いのように。
凄くドキドキした。





「そんで、お願いは…」
「ん?」
「…比呂って呼んで」
「えっ」



“比呂”って呼び捨て!?
無理だよ!




「ほら早く」
「……っろ」
「聞こえない」
「…ひ、ろ」
「もう一回」
「………比呂」
「よく言えました」




って幼児を褒めるように
頭を撫でた比呂く…比呂。




そっと抱きしめられ…
耳元で呟かれた。





その言葉であたしの脳は停止。



瞬きさえ忘れて…。
呼吸することさえ忘れて…。





息苦しさでハッとした。



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