Dear俺様教師【完】
靴を脱いで、靴下を脱いで、素足で海に入る。
「気持ちいい~!!ねぇ先生、気持ちいいよ!!」
「ああ」
先生は、砂浜に腰を下ろして海風にあたっていた。
その姿が凄く綺麗で・・・不覚にもドキドキしてしまった。
そんな先生が、私を見て笑った。
「っ・・・////」
とっさに、目を逸らしてしまった。
すると、
「実来」
心臓が暴れてる。
静まれ・・私の心臓。
「は、はい・・・」
私は、先生とは逆方向を向いて返事をした。
「こっち、来いよ」
「い、いいです・・・遠慮します」
「来いって」
「いやですっ・・・」
今行ったら心臓の音が聞こえそうだよ。
「来い」
「・・・・・・ハァ・・」
多分キリがないはずだから、観念した私。
私・・・もう少し強くなろうよ・・・。
私は、先生の所までゆっくり歩いた。