Dear俺様教師【完】





「着いたぞ。ここだ」


「・・・ん??ホテル・・じゃない」



先生が連れて来てくれた場所はホテルじゃなく、超でっかい家。




「先生、ここは??」


「今日から俺達が3週間泊まる場所だ」


「え??もしかして・・・先生の別荘ですか?!」




先生は金持ちだからね!!




「いや。別荘に違いはないが、俺のじゃない」


「じゃ・・・誰の・・・」




その時、デカい門が開いて、中から60代くらいの燕尾服のおじさんが出てきた。



「お久しぶりです・・蓮様」


「おう。久しぶりだな秀さん。こいつが実来だ」


「初めまして実来様。ようこそいらっしゃいました」




そのおじいさんは、私に頭を下げた。




「は、初めまして!!岡田実来と言います!!」


「私は、この別荘の使用人をしております。西園寺秀治(サイオンジヒデジ)と申します。さぁ・・坊ちゃまが中でお待ちです。どうぞ・・」





坊ちゃま??




「ほら行くぞ」


「え、は、はい!!」




そして私達は、屋敷の中へ案内された。








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