Dear俺様教師【完】
爽君家にお世話になって、早5日が過ぎた。
先生は相変わらず毎日家を出て、どこか出かける。
何とか勉強も毎日やって、爽君の交わし方にも慣れてきた今日この頃・・
「あ~あ・・・」
「何だ実来??勉強中だぞ??なになに??やる気になった??俺と」
「なってない」
「じゃ何なんだよ~・・さっきからため息ばっかついて。今日は多いぜ??」
そりゃそうだ。
5日間、家から出てないから。
本当にこれが3週間続くの??って思ったら、今日はため息が多くなった。
「家の中ってさぁ、結構いい場所って思ってたけど、ずっと居ると精神おかしくなりそうだよ」
「暇ってこと??」
私は、頷いた。
「じゃ、気晴らしに・・・」
「どっか連れてってくれるの?!」
「なわけないだろ・・蓮兄さんに怒鳴られるのは俺だからな」
「じゃ何よ~・・・」
「質問タイムってのはどう??」
「質問タイム??」
「ああ。お互い聞きたい事を一つ言って、それに絶対答えるってやつ」
「それ、おもしろいの??」
「それは質問次第だろ??」
なんか微妙だけど、暇だし・・勉強の事忘れられるなら。
「いいよ。やろっ」