Ｄear俺様教師【完】

＊爽君の恋愛事情

<翌日>




「よっしゃやるか!!････何だよ実来、俺の顔なんか見て」


「だって･･･」



昨日、あんなに落ち込んでたくせにもう明るい。



「まさか、俺を好きになってしまっ「なってない!!」


「じゃなんなんだよ??」


「昨日、爽君変だった」


「俺が??あ～ちょっと気分悪かったせいかな??」


「本当に??」


「本当だって」


「そっか。心配して損しちゃった」


「え??心配??何実来、俺の事心配してくれてたのか??」


「昨日、爽君の事「ショックだった」とか「裏切られた感じ」とかって言って傷つけちゃったのかなって思ったの」


「実来･･･」


「だけど、昨日爽君すぐ部屋にこもっちゃったから言いそびれちゃったけど･･･」


「言いそびれた??」


「私、確かに裏切られた感じはあったけど、勉強優しく教えてくれるから、案外優しいかもって思ってるよ??」


「実来･･･実来って、優しいのな」


「え??私が??」


「うん。蓮兄さんが、実来の事好きになるのよくわかる」


「それは･･//いや、何でもない･･･」



爽君は知らないんだよね。


私達が偽のカップルだって事は･･･


ま、爽君が元気になってくれたんならいいや。