一番星

あなたがスキ

返事を保留にしてからの私は誰が見ても変だったらしい。


「では1週間後に球技大会もどきを開催しま~す。」

和音のこの言葉にみんなの反応は上々。

さすがうちのクラス...

他のクラスじゃブーイングの嵐だろうな。


「泉話聞いてた~?」

「聞いてた。」

笑いながら聞いてきた麗は私の返事に固まる。

その気持ちも分かるけどね...?

でもその顔は酷くない?

いつもこんな感じの私は話を聞いてなくて1人驚いてるから。


「でも何でこの時期に球技大会なのかは驚いたけど。」

「...本当に聞いてた。
 しかも1週間後だってね。
 泉は何に出る?」

「満とバスケ。」

「じゃぁ私も~」

っていうか麗幸せそぉ~

理由は普段男子の体育姿は見れないから。

私の学校って球技大会存在しないんだよね。

でも今年は私のクラスのせい(お陰?)でイベントが増えている...


「種目は各自で決めます。
 ...女子ソフトは満・泉・麗・幸・彩香・千鶴・和音・礼奈・可奈。
 それ以外の女子はバスケ。
 男子は―――――――...」

...各自で決めるって言わなかったっけ先生?

もうやる気満々じゃん。

なんかソフトになっちゃったし...

まぁいいか。

満居るし...
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