モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。





「…あれ?怒んないの?」

「うん。だって、アメリカじゃあ普通だもん。」


別になんともない。


「あ…そぅ…じゃあ、また明日。」


「うん?」


八木哲也は元気なさげに玄関へ向かった。



「あっ!!」

ドアのとってに手をかけたところで八木哲也は振り返った。


「"好きだった"じゃなくて、現在進行形だから。」

にやっと笑って部屋から出て行った。





げっ



現在進行形…


まだ、好きってこと!?




…………


なんで私、ドキドキしてんの!?

いみわかんない…

でも、前ならこんなふうに話すこと、全くなかったし、ちょっと嬉しいかも…




「ふあぁあ………」


私は大きな欠伸をした。

なんか今日はいろいろあったなぁ…

お風呂はいって寝よ…



「て、お風呂どこ!?きゃあっ、超やばっ!!」

お風呂の豪華さに、驚いたやっぱり庶民な莉子でした。笑




< 72 / 85 >

この作品をシェア

pagetop