恋口の切りかた
その頃の俺は、世間一般で言うところの手のつけられない悪ガキというやつだった。



寺子屋の帰り道には

野良犬を棒きれで叩いて追い回し、


木刀を手に、

家の道場を抜け出しては

城下の他の家の子や近隣の村の子供とのケンカに明け暮れ──

──というか一方的にイジメ倒す、


とまあそんな「遊び」をしていたので、



近隣の子供の間では、そこらの子供どころか犬猫まで姿を見ると逃げ出す


「鬼の漣太郎」


と恐れられていた。


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