恋口の切りかた
「いっやああああああ──!」
脅かしたこちらが肝を潰すような悲鳴を上げて、
思い切り抱きつかれた。
ええーと……。
「な、何でやすかい、突然?」
これには虎鶫の銀治郎もたまげた声を出して、
「い、いや……悪ィ留玖、冗談だって」
俺は暗闇の中でにやつきながら、しがみついている留玖に言った。
「ばか! ばかばか!」
留玖は本気の泣き声になっていて、
「エンのイジワルぅ……」
「…………」
やべェ。
か、カワイイ。