突然のデート

家を出て、今は町をぶらぶら歩いている。


家を出てすぐにセツナに手を繋ぎたいと言われ、現在進行形で繋いでいる。


セツナと出かけるときはいつもそうだ。


それが私にとってとても幸せな事でもある。嬉しくて笑っちゃった。


「?どうしたの」


セツナが不思議そうにこっちをみている。


「うぅん。幸せだなぁって思っただけ♪」


私がそう言うとセツナも笑顔になって


「僕もとっても幸せ」

そう言って私の頬にキスをしてきた。


「セツナ!?ここ外だよ!!」


絶対顔真っ赤だ。


そんな私に対し、セツナは笑顔で


「良いじゃない♪茜が僕のものだってよくわかって!」


うぅ…そんなふうに言われたら言い返せないよ。


私たちはたから見れば絶対バカップルだ。


でも、セツナの真っ直ぐな愛情表現が嬉しいから何もいえない。


「それより、お昼どこで食べる?」


恥ずかしくて話をそらした。


「そうだね。茜はなにか食べたいものある?」


「う~ん、……あっ!スパゲティ食べたいかも」


私が元気よく言うとセツナは優しく微笑んで


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