愛してます
<なっ、お前。そう、そこのお前だよ
俺のチームに入らねえ? いや、入れよな。

一人で暴れるより・・・・・・よっぽど心強いぜ?>



<月、一生傍に居てやるよ>





なぁ・・・・・・
そんなふうに言ってくれたのは、誰だったっけ?
私の勘違いなんかじゃないならば・・・・・・お前だったよ。

<俺は裏切らねえよ。
だから信じろ、バーカ>

そう言ったのも、お前だったよな・・・・・・?
私に信じることの大切さを教えたのも、お前。



なのに、何で・・・・・・?
「龍也ぁ、好きよ♪ 龍也は~?」

「あ? ・・・・・・俺も好きだぜ」


なんで、裏切るんだ――?

何で、私以外の人に愛を囁く?
何で、私には・・・・・・愛の言葉をくれない?

何で――・・・・・・?



もう、意味が分からないよ。
目の前で繰り広げられる光景を見ていられず、“moonlit night”に足を向けた。
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