月の衣

その途中

闇夜の遠く、光またたき
ありし日を思う
君の中にゆめ溶ける
別れて惜別の涙も枯れて
いつしか深いまどろみに身をまかす

さあ、今この瞬間
新しき大地へ踊り出よ
人は流れの中に時を遊ぶならば
知らぬ間に、はかなく燃えて
次の時を重ねよう

恐るるなかれ、我が足よ
止まるなかれ、我が命よ
ついてこい明日をも知れね運命よ
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