初恋【短編】
屋上に行くと、あなたが既にいて、あなたを見た途端鼓動がとても早くなっているのが自分でもよく分りました。



あなたは


―しおりとってごめんねでも呼び出す理由が欲しくて―


と言って照れながら笑っていて、その笑顔が愛しくて涙が出そうになりました。

私は首を横に振るのが精一杯でした。


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