都の春









兄上は私に敬語を辞める事をためらないながら、話し始められました












『春香…

怒らずに聞いて欲しい』







「何でございますか?」










『私が重大な病というのは嘘なんだ』











「良かった…

兄上が病でなくて良かった」





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