都の春






「宮さん、我が儘は承知でお頼み申します」




『なんだ?』












「うちを、あの木の下に連れて行って下さい…」













うちは意を決して言いました。


桜の木の下にいけば、何か分かるかもしれへんし………



もしかしたら、現代に帰れるかも知れへん。













「うちは、現代に帰りたいんか分からんのどす。

帰りたいと確かに思っておりました。


けど………」











『けど?』








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