箱入りお姫さまの秘密事


まどかちゃんは、クスクス笑いながら言った


「前にもそんなようなこと聞きましたよね?でも私、大塚さんのことは本当になんとも思っていませんよ。しかも、そんなに関わったことがないし…」


「じゃぁなんでそんな泣きそうな顔してたんや?」



「そっそんな顔してませんっ!」



そういうと、俺の横を通って自分の部屋に戻っていった


…にしてもまどかちゃん、何してたんやろ



俺は喉を潤したいんや


なんのお構いもなしに、公共リビングに入っていった



床には一面赤ワイン…


なぁるほど
さっきの音はこれか



< 100 / 229 >

この作品をシェア

pagetop