箱入りお姫さまの秘密事


「あぁ
これ林(黒百合荘住人A)のじゃん
昨日、健康に気を付けるっつって買ってきてたっけな」


俺は俊の顔をじっと見ながら


「そっか
じゃぁ飲めんな。林は怒ると怖いし」


「お前さっきっからなにずっと見てくんだよ」




「べっつに
俺は俊がどうなってもええんよ。むしろ莉子とより戻したらいいんちゃう?したら俺も、一途に恋できそうだし?」



俊はムッとし、俺の顔を見た



「しゅううん
拭いたよぉ
莉子頑張った
誉めて誉めて!」




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