箱入りお姫さまの秘密事



きょとん、とする野嶋さん


だって本当のことだもん



私は野嶋さんが好きだから



好きな人になら…



ぎゅっと目を瞑って下を向いていると




「だめだよ、まどかちゃん」


と、クスクス野嶋さんが笑った



え?


だめって…?



こっちは本気なのに




< 213 / 229 >

この作品をシェア

pagetop