箱入りお姫さまの秘密事


野嶋さんと付き合い始めた翌朝


恋人って言っても何をするべきかもわからず、普通の朝を迎えた



9時に公共リビングでココアを飲んでいると、後ろから野嶋さんに抱き締められた



「っつぉ!野嶋さん?」



「『っつぉ!』ってなんやねん。しかも『野嶋さん』じゃなくて『暁衣』」


すねた声で話す彼氏さんはかなり単純


「暁衣くん(?)はなんでこんな起きるのはやいん…の?」



「早いんですか?」


って聞こうとしたけど、また敬語を止めろと拗ねられそうなので切り替えた



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