甘酸っぱい恋
「あっ、そうだっ!ねぇ、裕ちゃん。寄りたいところがあるの。いいかな?」



「無理、俺、明日小テストだし。帰って復習しなきゃ」


俺は、麗奈の頼みを断った…が。


「お願~い。そこをなんとかっ」


麗奈は、胸の前で手を合わせ、「お願い」と何度も言ってきた。


「はぁ、わかったよ。行きゃいいんだろ」

「そうこなくっちゃっ★」

麗奈は、そういうとくりくりした大きな瞳でウィンクをした。



「じゃあ、行こ♪」



そういって、腕をくんで、前に進んだ。



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