フレンチトースト
「もしもし?」
『お~、俺!』
泰夢はなにやら嬉しそうにしている。
「ご用件は?」
『あのですね…お前今日暇?てか暇やろ?」
「…まぁ暇っちゃ暇。」
『ちょっと今日付き合ってくれへんか?』
え?2人でどっか行けるん?
「あ、うん。いいよ。」
『そしたら、今8時半やから…1時間後迎えに行く。』
「わかった。じゃーね。」
『おう。』
《プープープー…》
理由はなんであれ、
2人で出かけられる!
「よっしゃー!」
大声を出してから我に返る。
「窓全開や…。」
…泰夢には聞こえてへんみたいやな。
よかった。