輝きの向こう側



でも、あたしにも、一つだけ


大嫌いなはずの学校に
大好きな場所があった。



そこが、屋上。





広い所にいつも一人。
でも、苦じゃない。むしろ、楽。



一人でここにいる時が、大好きだった。
誰にも邪魔されないはずだった。。










「………アンタ、誰。」




「は?」





え、誰?

なにこいつ。






「アンタこそ、誰?」





「亮。」




「あっそ。」



「お前は?」




「……琴音。」





意味わかんない。


第一印象、最悪。





< 4 / 30 >

この作品をシェア

pagetop