ー親愛―
入社式から一ヵ月が経っていた
仕事は 覚える事がハンパないぐらい多いくて、毎日忙しかった
だけど 楽しかった
同じ世代の子達と話すよりも お年寄りと話す方がずっとずっと楽だった
三上さんがほとんど付きっきりで指導してくれた
たまに 多田慎二もやって来ては他愛ない話しをしては詰所に帰っていった
そんなある日 多田慎二の本当の姿を知る時がやって来たのは、私が初めて夜勤をした日の事だった
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