キンモクセイ
プロローグ
君と初めて会ったのは
病院の談話室だった。


大きな病院の広い談話室で
君はただ一人
静かに本を読んでいた。


ただひたすらに文字を追う君に
声を掛ける事が出来なくて
ただただ君を眺めているだけだった。





ここだけ
別な時間が流れてる気がした。

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